機関誌『美夫君志』

美夫君志会にて編集、発刊している学術雑誌です。

第108号(令和6年3月)

 

古代日本語の清濁と訓仮名
萬葉集の表記論的研究にあたって
尾山  慎
正倉院文書「造仏所作物帳」の七夕詩について 仲谷健太郎
『日本書紀』磐之媛皇后の「妬」
桑田玖賀媛の物語を手がかりに 
大脇由紀子
万葉集〈問答〉の表現性 大浦 誠士

第107号(令和5年11月)

 

『萬葉集』巻五・九〇三左注「去神亀二年作之」の「去」の用法
兼ねて「朝」を「とも」と読むことについての仮説
金  文京
新出「倭歌壱首」木簡の歌句と文学的価値 犬飼  隆
大伴家持と大伴池主
家持最後のほととぎす詠
村瀬 憲夫
「心遮」と「情班(斑)」の訓 村田右富実

第106号(令和5年4月)

 

クロヒメ・クガヒメからみた記紀のイハノヒメ嫉妬物語 菊川 恵三
天平宝字三年以後の家持
薩摩国守赴任以前を考える
市瀬 雅之
山部赤人「播磨国印南野行幸歌」について 廣川 晶輝

第105号(令和4年11月)

 

大蔵の政 古尾谷知浩
戯書の文字表現 奧田 俊博
壬申年之乱平定以後歌二首
よむ・かく・あむ
井上さやか
左注者はどこに不審を抱いたのか
大伯皇女一六五・一六六歌に関する一考察
上野美穂子

第104号(令和4年3月)

 

防人歌と戦争下におけるその受容 小松 靖彦
木簡目線で万葉集を覗く 馬場  基
『万葉集』巻十六「無名歌六首」考 奥田 俊博
『万葉集』七夕歌の所伝と応用
信州松本の七夕短冊書付歌をめぐって
太田 真理

第103号(令和3年10月)

 

母に贈る
大伴坂上郎女の「尼理願の死去を悲嘆して作る歌」
井ノ口 史
仙覚 『萬葉集註釈』 の引用資料
辞書を中心として
池上 遥平
上代の仮名表記と清濁
清音仮名 濁音仮名 をめぐる研究史と「違例」の位置づけ
軽部 利恵
音列に基づいた潜在的ディリクレ配分法による
万葉短歌分類についての試論
村田右富実
川野 秀一
吉川 剛平

第102号(令和3年4月)

 

神々の争ひ 新沢 典子
有間皇子歌群 一四五番歌左注の解 大浦 誠士
「たつのま」をめぐって 仲谷健太郎
〈特別企画〉万葉の風  

第101号(令和2年10月)

 

『万葉集』の訓詁三題
―「灰にていませば」「ある愚人」「大島の嶺に家もあらましを」―
大谷 雅夫
「神ながら神さびせすと」
―人麻呂『吉野讃歌』についての考察―
倉持しのぶ
大伴家持のほととぎす詠
―「独居幄裏遙聞霍公鳥喧作歌」の表現をめぐって―
井口 日奈

▲このページのTOPにもどる