美夫君志会とは

 「美夫君志会」は、昭和14年松田好夫によって名古屋の地に呱々の声をあげました。名称は、万葉集の巻頭歌「 もよ  美籠みこ持ち  掘串ふくしもよ  美夫君志みふくし持ち この岡に  菜摘なつます  …… 」の「美夫君志」(み掘串)に由来しています。春菜を摘む時に用いる農具の美しい堀串、その堀串で万葉集の魅力を掘り起こしていこうという思いで命名されました。
 「美夫君志会」は、上代文学の「研究」とその「解放」を進めている学会です。会則に「本会は万葉集の研究、およびその普及を目的とする」と明記し、「万葉集の研究者、愛好者は何人でも申し込みによって会員になることができる」とも明記しています。設立当初より長い歳月に渡り、この基本姿勢を堅持しています。
 初代会長松田好夫の座右の銘は「夢は美しかれ、足取りは確かなれ。」でありました。
 「美夫君志会」は、常に美しい夢に向かって、すばらしい人材によって足取り確かに歩み続けています。

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